2019/09/30

伊予銀行杯 第15回 全日本女子硬式野球選手権大会

 

今シーズンで4年連続出場となる愛媛県松山市で行われる全日本女子硬式野球選手権大会、今年もZENKO BEAMSは春から加入した新メンバーと共に参戦した。昨年までと違い8/10~8/15の日程で行われ、チームは前日の8/9に現地入り、関係者は空路にて松山へ翌日の開会式に参加した。

8/11の初戦に向けて選手達は各自での調整及びチーム全体練習を行い万全の態勢で試合に臨んだ。8/10には公式BEAMS応援団 <Bcrew(ビークルー)> とグループ社員応援団が現地入りした。応援団Bcrewは到着後、選手の練習場へ向かい陣中見舞いの差し入れを行ったようだ。また、今回Bcrewの呼びかけにより、ゼンコーグループの各拠点から応援の色紙が贈られる等、例年以上に社内での応援熱が高まった。

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お盆時期の帰省ラッシュピークにもかかわらず、社内担当者による交通機関予約 / 宿の予約等、旅行会社との連携も抜群でチーム遠征へのサポート体制は今年も万全だったように感じた。勿論ではあるが、選手や応援団の自己負担は一切なく、経費は全て会社負担での大会参加である。このようなサポートが受けられるのは企業チームだからこそで、選手達は何の不安もなく試合へのコンディション作りに専念することができたようだ。

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普段の練習からヴィーナスリーグ・全国大会・クラブ選手権等の競技会まで、女子野球部を支えるグループ内の支援体制は年々強化されてきている。野球環境を含め、従事している職場での選手たちに対する期待度は仕事に限らず、野球でも上がって来ているのは間違いない。そんな中、今年も高等学校6チーム・大学6チーム・クラブチーム20チーム、計32チームによるトーナメント戦が開幕した。

 

この大会の会場である松山中央公園には坊っちゃんスタジアムとマドンナスタジアムの2つの球場がある。正岡子規が日本で初めて野球用語を作った影響もあり、古くから野球の聖地として栄えたのがここ松山なのだ。

今年も日差しが強く暑いマドンナ球場であった。

定刻より30分ほど遅れて試合開始、初戦の相手は横浜隼人高等学校さん。高校チームではあるが、昨年夏の第22回全国高等学校女子硬式野球選手権大会では準優勝に輝いた強豪校、決して侮ってはいけない相手だ。

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この試合を見ていて特に特筆すべきと感じたのは、身内ながらBEAMSの公式応援団Bcrewの存在だ。今までは『静(心)の応援』を行っていたが、全国大会に先駆け都市対抗野球の観戦など応援スタイルの研究を重ねたらしい。

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一昨年のジャパンカップで好評だった『動の応援』を今回松山で展開した。選手ごとのプラカードを使い、応援団がリードして客席(関係者)と共に応援活動を展開、選手達を励ました。

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試合は初回に横浜隼人高校が2点を先制、両チームとも、決して手を抜くことなく、随所で懸命のパフォーマンスを見せてくれた。

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そして、4回裏、BEAMSが同点に追いつくと、応援にも一段と力が入ってきた。6回の逆転劇では応援もピークに達した。

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流石の強豪校ではあったが、辛くもBEAMSが勝利することができた。

≪大会後の新人選手コメント≫

★社会人での初めての大きな大会に勝つためにやってきました。しかし社会人野球をやって、学生とは全く違い戸惑いや不安がたくさんありました。毎日野球をやっている、いないでは感覚であったり体の動きが違いました。学生時代にはいないトレーナーがいるのでそこはとても驚きました。もっと強いチームにしていきたいと感じた大会でした。

 

★結果は残せませんでしたが、たくさんの方が応援や支援をして下さり、万全の状態で大会に挑むことができました。社会人チームとしての初めての公式戦で会社の誇りを胸にリーグ戦とは違った雰囲気や緊張感はありましたが、素晴らしい球場で多くの人の前でプレーすることができすごく良い経験をさせていただきました。たくさんの応援ありがとうございました。

 

★学生時代に比べ、野球に打ち込む時間が少なくなった分、練習に対しての執着心が強くなりました。学生時代はチームの為、自分自身の為に勝ちたいという思いがあった。社会人に変わって、応援してくださる会社の方々の為に勝たなければいけないという思いも増え,さらに緊張感が増しました。その分、会社の人の応援がすごく力になったのも感じました。

 

今回の大会を通じ、チームも応援団も次に繋げる為の貴重な経験を得たのではないか思う。様々な経験を重ね、さらに強化されるチームやパワーアップした “応援団 Bcrew” に期待してやまない。

次はクラブ選手権だ!

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レポート / HP委員 渡部

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