BEAMSが参戦したVenusリーグとは?
リーグ創設15年目を迎える2016年ジャイアンツ杯争奪関東女子硬式野球リーグ戦 / ヴィーナスリーグが開幕した。2002年に僅か高校4チームでスタートしたヴィーナスリーグだが、今季から参戦する ZENKO BEAMS(ゼンコービームス)の他、秀明八千代高、叡明高、西湘Future、オールシャインズ、NEWSガールズの5チームが新たに加わり、過去最多の45チームと、日本最大級の規模で秋まで熱戦が繰り広げられる。
ヴィーナスリーグには全国の企業チーム、クラブチーム、大学、高校、中学校の野球部と、多彩な女子硬式野球チームが参加し、3部リーグに分かれ総当たり戦の勝率で順位が争われる。1部リーグ優勝者がジャイアンツ杯を獲得、2部リーグ以下は入れ替え方式となっている。その他に女子硬式野球の育成を目的としたU-15リーグが存在し、今季は1部 13チーム、2部 11チーム、3部 11チーム、U-15 10チームと総勢800人を超す選手が各リーグに分かれ戦うことになる。
◆3部リーグ出場チーム
ZENKO BEAMS | 埼玉県 | 企業チーム |
Sirius | 埼玉県 | クラブチーム |
侍Bee | 埼玉県 | クラブチーム |
開志Sfida | 新潟県 | 開志学園高等学校 |
駒沢Rise | 東京都 | クラブチーム |
MURATA | 東京都 | 村田女子高等学校 |
秀明八千代高等学校 | 千葉県 | |
叡明高等学校 | 埼玉県 | |
HIU | 埼玉県 | 平成国際大学 |
HAYABUSA | 神奈川県 | 横浜隼人高等学校 |
ふくしまヴィーナス
|
福島県 | クラブチーム |
去年の1部リーグは尚美学園大が3年連続11度目(2季制を含む)のジャイアンツ杯を獲得しヴィーナスリーグの頂点に立ち、2部リーグでは作新学院高が優勝、3部リーグでは蒲田シーガルズが全勝Vを決め1位となった。リーグの入れ替えは1部リーグの4~7位が来季1部残留、8~10位が2部4~6位と入れ替え戦に臨み、11~13位は2部に降格、2部1~3位が1部昇格、7~9位が2部残留、10、11位が3部降格、3部1、2位が2部に昇格する。その他にも、秋には高校生以上の全22チームによるトーナメント方式のフレンドシップトーナメントがあり、下位リーグのチームが上位リーグのチームと対戦する機会も設けられ、U-15リーグでは報知新聞杯争奪U-16チャレンジマッチも予定されている。
◆ 試合要項
・延長は8回から無死一、二塁開始のタイブレイク(打順は選べる)で、9回で決着がつかない場合は引き分けとなる。
・コールドは3回15点、4回10点、5回7点差以上で、悪天候によるコールドは4回終了で成立する。
・順位決定方式は勝率で争い同率の場合 ①直接対決の勝敗 ②当該チーム同士の得失点差 ③全ての試合の得失点差 ④安打数 の順で決まる。
ZENKO_BEAMS は全交グループ(埼玉県ふじみ野市 / 株式会社ゼンコーサービス、埼玉県さいたま市 / 株式会社全交警備)が運営する全国で4番目の女子野球企業チームとして、今季初参戦した3部リーグでの優勝を目指し、2部リーグへの昇格を目標としている。5月23日現在リーグ戦3連勝と出だしは好調だが、強豪犇めく全国最大規模のヴィーナスリーグだけに油断は禁物だ。リーグ制覇の為には、今まで推し進めてきた準備や練習の成果を遺憾なく発揮し、これからの試合を確実に勝利していくことが重要となってくる。