4/16(日)-2023 ヴィーナスリーグVS西武ライオンズレディース戦 試合詳細

日時
4/16(日)
対戦相手
2023 ヴィーナスリーグVS西武ライオンズレディース
会場名
加須きずなスタジアム
試合結果
o-o
バッテリー

泰選手4回、田中選手3回-坂口選手

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西武ライオンズレディース00000000
ZENKO BEAMS00000000

試合コメント

ヴィーナスリーグ3試合目は埼玉西武ライオンズレディースさん
昨年までのライオンズは序盤はスローペースで後半にキッチリと寄りきりで勝つと印象でしたが、先月のさくらカップ決勝トーナメント2試合では序盤からアクセルを踏み込みまさに獅子白兎の試合スタイルに変革したようにも映ります。
私見にはなりますが、ライオンズレディースは実力者の流出はあったものの昨年と比べ適材適所の布陣とチームの纏まりという視点では戦力アップしているとみています。今日、そのライオンズが「何処から本気になって来るか?」は球場入りやウォーミングアップから興味深く見ていました。
試合はライオンズ・里投手、ビームス・泰の投げ合いで初回から球場全体を巻き込み締まった投手戦で進みます。ちなみに泰と里さんは同郷、お互いに引けない対決でもあります。
毎回走者を背負いながらも要所で踏ん張る泰に対して先頭打者をキッチリ抑えチャンスを与えない里投手ですが、力投の泰に対し粘投の里さん、攻めるビームスに対し堪えるライオンズ、表面上での展開とはウラハラな今までに無かった感覚です。
双方に見せ場があった好ゲームは、二番手・田中も踏ん張りをみせて無得点のまま試合終了(リーグ規定による)。
ただ、一丸となり戦うライオンズに対して個々が立つビームスと試合巧者であるライオンズのほうが試合展開に敏感だったのかもしれません…。
牽制悪送球、スクイズ失敗、走塁死などは若いチームならではの”モノ”ですが皆が同じ意識を持てば確実にカイゼン出来る”モノ”なのでシーズンを通して取り組んで行きたいと思います。
泰は4回5安1振2四0失、立ち上がりの変化球の比率と精度に課題はありますが前登板に続く良い内容。続く田中は3回1安3振2四0失、原点投球(アウトコースのストレート)への意識も見え始め安定感が出て来たように感じます。
ライオンズ・里投手が7回7安3振2四0失(完投)、数字を見ても全くの互角という試合でした。
無得点に終わった打線ですが廣瀬・坂口・鎌田はヴィーナスリーグ開幕戦から3試合連続安打、鎌田は途中出場ながら高い集中力を発揮して結果に繋げています。地味な安打でも継続するのは至難の業、いまの準備(努力)を継続してチームの風土になることを期待しています。
開幕3戦を振り返りると、やはり今季も田中・泰の投手力を軸に試合を作りながら戦うスタイル、センターラインを中心とした野手陣と一体となり相手打者を攻める姿勢がキーポイントとなりそうです。
一方で3試合で19得点の攻撃陣ですが、初回~4回までは未だ無得点で対先発投手で括ると得点したのは17回中2回(侍・亀谷投手の5.6回)のみ… 各チームが春先の投高打低から打者が投手に慣れて打高投低になることを見据えた準備をしなければなりません。
打てば楽しいし打てなければ面白くないですがビームスの昨年からのチーム打率は2割5分ほど、得点力で言えばもっと出塁と走者3塁および走者を進める場面での反対方向への打撃、そして走塁に意識の重きをおき知識も取り入れたいところ。特に走塁は盗塁・得点などの個人記録もありますが、時に自制し誰かのために一生懸命やるのが走塁であり”ONE TEAM”には欠かせないものです。
今日のライオンズは序盤から全開でした!
次週、先制するために何を準備するのか? 今日のライオンズの選手から学ぶべきモノは多くありました。

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