6/17(土)-2023 ヴィーナスリーグVSエイジェック戦 試合詳細

日時
6/17(土)
対戦相手
2023 ヴィーナスリーグVSエイジェック
会場名
袖ケ浦市営野球場
試合結果
3-0
バッテリー

田中選手-坂口選手

 1234567
エイジェック00000000
ZENKOBEAMS000003×3

試合コメント

ZENKOBEAMS:星野

6/17 エイジェック2回戦(袖ヶ浦)

前節の対戦で初勝利を上げたエイジェック戦、今日は内容を重視して戦える姿に成長しているところを表したい試合です。
私も前夜までにポイントと仮説・対策をメモ帳一杯に書き込み袖ヶ浦に乗り込みます。

ゼンコー先発は田中、エイジェックは古谷投手。ふたりは福知山成美高校時代の同期でチームメイト、ファンが観戦するうえでも興味ある一戦です。
試合は初回から飛ばし走者を許さない田中に対して、古谷投手は毎回走者を背負いながらも要所を締める対照的な内容で譲らず両者無失点のまま5回終了、古谷投手はこの回でマウンドを譲ります。
6回・田中は先頭2塁打の初ヒットを許すとサードの野選と四球で一死満塁とされ打順上位に繋がれます。この場面でエイジェック吉井選手は鉄則の初球攻撃、強い当たりはショートゴロとなり、6(河野)ー4(依田)ー3(前川)の併殺で凌ぎ、野手にとってはピンチをチャンスに繋げる最高のセオリーです。
すると6回裏、リーグ屈指の速球派・竹村投手に対して先頭・河野が2塁打で出塁するとベンチも動き代走・井福を起用します。しかし、走者が進まずチャンスを逸しそうな気配の2死1.2塁の場面で代打の小清水(環)を告げます。小清水は速球に刺され追い込まれながらも5球目を1.2塁間へ弾き返すと打球はセカンドのグラブに収まらず後逸する間に井福がホームを陥れ待望の1点、送球が乱れる間に1塁走者・内永の好走で生還して2点を先制します。
さらに鎌田が繋いで2死1.3塁からのダブルスチールが決まり、一挙3得点で試合を決める結果となりました。
積極的かつ攻撃的な守備で相手の攻撃を絶ち、チャンスでベンチが一括りとなって1点を捥ぎ取る「利己で無く利他が導いた勝利」で昔で言う全員野球のベストゲームだと感じました。

チームには実力的にも精神的にも支柱が必要で、そういった選手たちの姿が共感を生み後進を育て歴史になっていくものだと数々の恩師に教えられてきたように思います。
レギュラーと補欠… ただ根拠なき線引きで、うっかりすると属人的なチームに為りかねない未熟さを露呈することもしばしばの若きチームです。
コーチとして「練習は裏切らない」を体験してもらうと併せて「頑張ってる者に応える」ために、こういった試合を多くしたいと感じた1日でした。
そういった意味では、現状のビームスには上位のチームがあることに感謝して果敢に挑んで行きたいと思います。

また今日は、成美学園高校(千葉県勝浦市)に新設されたばかりの女子硬式野球部から3名の生徒と監督・教員の皆さんがゼンコービームスの試合と運営を視察にいらっしゃいました。
私たちがどの様に写ったかは分かりませんが、内容・結果とも好ゲームを演じた選手たちに感謝する日でした。

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