8/19(土)-2023 ヴィーナスリーグVSエイジェック戦 試合詳細

日時
8/19(土)
対戦相手
2023 ヴィーナスリーグVSエイジェック
会場名
伊勢崎ガスあずまスタジアム
試合結果
1-2
バッテリー

安武選手5⅔回、泰選手⅓回-小林選手

 1234567
ZENKO BEAMS00000
101
エイジェック001100×2

試合コメント

ZENKOBEAMS:星野

8/19 エイジェック3回戦(伊勢崎あずま)

エイジェックさんとの最終戦、今季は先勝していますが満足していては王者と挑戦者の立ち位置は変わりません。試合前には、そのことをプランとして確認して臨みます。
先発はエイジェック永田投手・ビームス安武の同タイプ右腕でスタート。安武は初回、ベルトゾーンに集まった投球を捉えられますが打球は何れもショート河野の守備範囲で三者凡退で切抜けると、2回も走者2人を背負いながらもレフト山本の好守で無失点とし守備から攻撃の流れを作ります。しかし、打線は永田投手の緩急と低めの投球に我慢出来ず、5回まで先頭出塁は小林が四球を選んだだけで散発3安打と突破口が開けず…
安武は5⅔回7安打4四球1三振2失点94球の粘投、2回以降は低めを意識した丁寧な投球で試合を作りました。昨年の故障から6月に実践復帰したのを踏まえれば投球数も増えて順調ですが、失点場面では勝負すべき打者・カウントに別の選択肢があったように思いますし、2失点という及第点以上の結果でなく建設的な視点で内容を振返り次登板に備えて欲しいと期待しています。
試合は、2点を追いかける6回2死から坂口の右安が失策を誘い2死3塁とすると、続く河野がようやく高めのチャンスボールを捉え一矢報いますが万事休す。打線としては序盤からベルトゾーンのチャンスボールに差され、低めの球に泳がされたポップフライを修正出来ずの敗戦、打席内容も内野ゴロは最終回の遊ゴロ1個のみ…、また6安打のうち3個がポテンヒットなど28打席で14個のフライ・ポップフライを打ち上げる結果が勝敗に繋がりました。
攻撃と試合運びに抑揚が無く、視野の狭さと感性の未熟さを露呈した、見方によってはシーズン終盤の消化試合とも受け取られ兼ねない反省多き一戦となりました。

今季チームの平均年齢は22歳台と若くすべてに全力で一生懸命プレーしている段階なのは承知していますが、代表選手や代表候補を複数携えているチームとしては寂しい内容です…、誰かが試合展開を感じて具体的に打席での狙い球や意識の確認と徹底する声を上げることは出来たのか?出来なかったのか?各々が振返って今週末の試合で答え合わせすることが必要です。

そんな試合のトピックスは、6回オモテに唯一のタイムリーヒットを打った河野の2死1塁走者としての場面。
打席には前打席ライトへツーベースヒットを打った内永、河野は二球目のワンバウンド投球に即反応して二進(記録は二盗)しチャンスを拡げました。先週のクラブ選手権で敗戦したジャイアンツ戦で好投手に対して8安打しながら得点できなかった要因の一つとしてクローズアップした走塁への意識カイゼンをカタチにした素晴らしいプレーで、チームにとっても河野自身にとっても大きな一歩になればと感じています。前打席で強振している打者へのカウント球は変化球低めがセオリー、更に内永は左打席で捕手から1塁走者の動きは見え難いなど根拠も揃ったプレーです。
昨年、廣瀬が果敢な守備と確実な繋ぎ役で頭角を現し、今年はそれが当たり前と周囲に捉えられ自身のハードルを上げられたことは廣瀬には試練でしょうが進歩の証です。失敗やコーチの指摘に対して元鞘に依存しがちで成長の岐路に立っていた河野には転機の大チャンスとして捉え成長に繋げて欲しいと思います。

今季、このチームに残されたチャンスは全日本選手権(伊予銀杯)だけです。チーム理念とチームスローガンをいま一度思い返して、時間を大切に野球に向き合って行きます。

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