7/22(土)-2023 ヴィーナスリーグVS秀明大学戦 試合詳細

日時
7/22(土)
対戦相手
2023 ヴィーナスリーグVS秀明大学
会場名
伊勢崎ガスあずまスタジアム
試合結果
9-2
バッテリー

安武選手3回、藤田選手1回、山口選手1回、泰選手1回-小林選手5回、坂口選手1回

 1234567
秀明大学01100
02
ZENKO BEAMS0400329

試合コメント

ZENKOBEAMS:星野

7/22 秀明大2回戦(伊勢崎あずま)

本日の二試合目は前節で左腕・石原投手に完封負けを喫した秀明大さん。
今日の相手先発は左腕・和田投手、石原投手と同タイプだけに同じ轍を踏まないようにチーム一心のプランで臨みます。

試合はゼンコー先発の安武が2回に先制されますが、その直後に味方打線が一挙4得点で逆転します。しかし、安武は援護を受けながらもリズムが掴めず3回にも1失点とピリッとしない展開で序盤4-2とします。
その後、2点リードながら嫌な雰囲気で迎えた5回のマウンドには4月以来のリーグ戦登板となる山口が上がります。山口は躍動感あふれる姿で打者三人を何れも内野ゴロに斬り攻撃への流れを演出します。
すると5回ウラ、二死ながら満塁のチャンスを作り、続く小清水(悠)の押出し死球と小林のタイムリーヒットで3得点、一気に試合の主導権を握ったビームスが6回にも勢いそのままに2点追加したところで試合終了となりコールド勝ちをおさめました。

今日は、二試合連続の無失策と大量点差ながら大味でなく締まった内容でした。無失策試合での勝率は.800(4勝1敗※平成国際大2回戦0-1)と今季戦績データの中で高いデータの一つです。
今季ビームスの一試合平均エラー数は約1.4個ですが、敗け試合平均1.8個に対して勝ち試合平均1.1個と「当たり前でしょ!」と言われるでしょうがこれが実際のデータです。
対戦型のスポーツにノーミス(エラー)は無いことは誰もが知っています。また、フライアウトの見解同様にエラーにも不毛なものと前向きに捉えられるエラーもあります。ギリギリのタイミングで勝負したなど止むを得ないエラーなどは前向きですが、女子野球では現実的には記録に残らないエラーの方が多いのもの事実ですので厳密に測れば更に顕著に守備(エラー数)の出来が勝敗に直結していると思われます。
将来的には分かりませんが、私たちビームスの現状戦力と個々のタイプなどの要素から鑑みても、打力で成果を求めるよりも投手を中心とした守りで成果を上げるのが正しい方向性で、特に野手陣には勘違いなく自身にもチームにも向き合うことが大切です。
チーム全体として、その意識を持つことが間近に迫るクラブ選手権、秋の全日本選手権での目標、そしてチームの成長に繋がることと思います。
何しろ、二試合連続の無失策とコールド勝ちは今季チームとして初めて。今日の試合は、ひとり一人が徹底的に掘り下げて振返りして欲しいところです。

そしてトピックスは、1試合目の小清水(環)に続き少ない起用に応え輝きを放った小林です。捕手でスタメン出場した小林は安武ー藤田ー山口を引っ張り5回を2失点で乗り切るとバッティングでは2安打(2打数)3打点(1得点)1犠打の活躍を見せました。
日頃から時間を捻出して業務後や休日練習にも精力的に顔を出す選手の活躍は、私たちコーチングスタッフにも勇気と活力を与えてくれました。

野球の楽しさ、努力の尊さ、そして「野球の神様」の存在をあらためて感じ、チームとしても”調和”を感じた1日となりました。

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