9/3（日）-2023　ヴィーナスリーグVS平成国際大学戦 試合詳細

ZENKOBEAMS：星野

9/3 平成国際大3回戦(田ヶ谷)

平成国際大さんとの対戦成績は1勝1敗、勝ち越しを決めて社会人企業ﾁｰﾑの使命を達成しなくてはなりません。
試合はﾋﾞｰﾑｽ先発・安武は制球に苦しみながらも何とか試合を作りかけた3回ｵﾓﾃ、相手打線が二巡目に入り連打とｽｸｲｽﾞで2点を失い更に四球を与えたところでﾍﾞﾝﾁは山口をﾏｳﾝﾄﾞへ送ります。
山口は公式戦初の連投でしたが次打者を三ｺﾞﾛに抑え大量失点を防ぎ、回跨ぎの4回は三者凡退に斬り攻撃陣の反撃に望みを託すﾋﾟｯﾁﾝｸﾞを披露。
攻撃陣は左腕の坂本投手に対して毎回安打でﾁｬﾝｽは作りますがあと1本が出ず…　0-2とﾘｰﾄﾞされたまま後半戦の5回ｳﾗ、一死から井福が上位打線に繋ぐ四球を選び反撃ﾑｰﾄﾞを演出します。すると1番・廣瀬(中安)、2番・鎌田(投安)がしぶとく繋ぎ一死満塁、前打席では一死二三塁でｻｰﾄﾞﾗｲﾅｰ(併殺)でﾁｬﾝｽを逸した小清水(環)が打席に向かいます。小清水は前打席の内容を踏まえ左方向に引っ掛けず打球をｾﾝﾀｰへ運びます、犠飛には不十分に見えましたが相手ｾﾝﾀｰはいつもの金田選手では無い選手…三塁走者・井福の思い切ったｽﾀｰﾄと若干の送球ﾌﾞﾚのお陰で1点を返すことに成功します。
平国大の小刻みな継投に対して、ﾋﾞｰﾑｽは6回ｳﾗ三塁打の前川を内永が左安で返し同点に追いつくと、5回から登板している泰がﾉｰﾋｯﾄﾋﾟｯﾁﾝｸﾞで3ｲﾆﾝｸﾞを0封、特に7回ｵﾓﾃは先頭に四球を出すも次打者のﾊﾞﾝﾄを自らの好判断で併殺とし良い流れで最終回の攻撃に繋げます。
7回ｳﾗは一死から、鎌田がこの日3安打目の中安で出塁すると臆せずに二盗を決めｻﾖﾅﾗのﾁｬﾝｽを演出します。二死三塁と状況が動き打席にはここまで無安打の河野、4番手・附田投手の初球を捉えた打球は右中間をﾗｲﾅｰで抜けて鎌田がｻﾖﾅﾗのﾎｰﾑｲﾝ！今季ﾘｰｸﾞ戦初の三連勝は球場全体を巻き込む熱戦でした。

現状、私たちﾋﾞｰﾑｽの勝敗は80％以上ﾊﾞｯﾃﾘｰにかかっています。
泰は昨日に続き連投でも要所を締める”らしさ”を見せました。投手一人で勝つことは難しいですが、投手一人(ﾊﾞｯﾃﾘｰ)の気持ちや指先一つで試合に負けることは簡単に出来るのが野球です。
愛媛を1か月後に控えて台所事情の苦しい投手陣ですが、強い気持ちと誰もが連投できることがﾋﾞｰﾑｽ投手陣の”新たな強み”となるように、ｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝの調整と強化に努めてもらうことが勝ち残るためには最重要です。

今日、3安打1盗塁と決勝のﾎｰﾑを踏んだ鎌田ですが、今季は大きな離脱もなくﾕｰﾃｨﾘﾃｨｰとしてﾁｰﾑを支え、しばしば攻撃の起点となる活躍を見せています。猛打賞はﾁｰﾑとしても6/25(ﾊﾅﾏｳｲ2回戦)の依田以来でした。そして鎌田も廣瀬・河野と同じ2000年生まれの「Z世代」、ﾋﾞｰﾑｽでは安打数でﾗｲﾊﾞﾙと勝負出来る数少ないﾀｲﾌﾟですがﾁｰﾑ内の競争には控え目なところが歯痒く感じるﾀｲﾌﾟでもあります。一念発起して今季残りｼｰｽﾞﾝのｷｰﾊﾟｰｿﾝに名乗り出るようなﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを発揮して欲しいと期待しています。